SSブログ

2020映画ベストテン発表(私的) [音楽]

検索エンジン等で当ブログに間違ってお越しの皆様には申し訳ありません。当ブログの例年の企画だったのですが、ここ数年は年間の新作映画視聴回数が10回に満たない年も多く、久しぶりの開催となりました。コロナ禍の中において、遊びに行く場所もなく、却って映画館に足を運ぶ機会が増えました。それでも映画業界はコロナで苦境とのこと、もっと行きたいとの思いを強くしました。いっそのこと、映画館から徒歩圏内に居住するのが一番いいのではないかとすら思える今日この頃です。

現時点で2020年に劇場で鑑賞した23本の映画の内訳は、洋画18本、洋画旧作1本、邦画4本でした。邦画が少ないなどの偏りは、ブログ主の洋画アート嗜好によるものです(主は鬼滅の刃をまだ見ていません)。このため、今年鑑賞した洋画新作18本を上から順に並べてみることにしました。

① 家族を想う時
② 残された者、極北の地
③ グレタ
④ ストーリー・オブ・マイ・ライフ 私の若草物語
⑤ ある画家の数奇な運命
⑥ パラサイト 半地下の家族
⑦ 17歳のウィーン フロイト教授の人生レッスン
⑧ リチャード・ジュエル
⑨ 私の知らないわたしの素顔
⑩ ピーナツバターファルコン

選外候補作)少女は夜明けに夢をみる、 スキャンダル、 9人の翻訳家、 マザーレス・ブルックリン、 レイニー・デイ・イン・ニューヨーク、 TENET、 ジョーンの秘密、1917命をかけた伝令

見事に偏っています。この18本であれば一位はまあ当然として、2位にはセリフの極端に少ない非話題作品、3位と9位に中年女性のサイコを扱った作品を入れました。メジャー作品は4位と8位だけで、何とサム・メンデスとウディ・アレンとクリストファー・ノーランはまさかの選外です。6位は賛否ある作品ですが、やっぱり映画の作り方が上手いし、今年最大のヒット作(のひとつ)ということで、コンパクトにまとまったエンタメ作でした。はっきりいって10位以下は別にあまり思い入れがないというか・・・、少なくとも私の中においては「印象に残った」のが9位までの作品で、それ以外はかなり早期に忘却してしまいそうな作品だということで、一般の世評とはかなりのズレがある点については、「個人の見解です」ということでご容赦願います。思うに、TENETにしても1917にしても、半端ない製作費がかかっているし、見所の多い作品であることは間違いないのですが、却って疲れてしまいます。ウディ・アレンは好きな監督なのですが、今年の新作は共感できる点が全くなくて、「オシャレ」な映画でしょうといういやらしさが全面に出てしまっているように思いました。観ている人間がひねくれているだけかもしれません。中年女性サイコについては、イザベル・ユベールとジュリエット・ビノシュの迫真の演技に拍手を送りたいと思います。

以上、多くの人には多分何の参考にもならないベストテンでしたが、いかがだったでしょうか?。
nice!(1)  コメント(3) 

nice! 1

コメント 3

non_0101

こんばんは。
見応えのある濃い映画ばかりですね!
ベスト10の作品は4本しか観ていませんでした。
機会がありましたら、未見の作品をチャレンジしてみたいです☆
by non_0101 (2020-12-09 23:17) 

ムース

non_0101様、nice コメントありがとうございます。

今年は封切りが少なかったらしいですが、結構いい作品が多かったように思います。是非トライしてみてください。
by ムース (2020-12-10 10:10) 

ムース

特に第二位の「残された者、極北の地」ですが、何の期待もなしに何となく見に行った作品でしたが、極限の中における人間の生きざまを冷徹に描き出し、ラストは・・・(涙)の作品でした。確かセリフはほとんどなく、ひたすら氷の世界に閉じ込められていたように思います。実験的作品といえるかもしれませんn。今年一番の掘出し物、お勧めです。
by ムース (2020-12-10 10:41)