SSブログ
賭博問題 ブログトップ

超速! [賭博問題]

超速!と聞いて3七銀!と答えた方は正解である。後手ゴキゲン中飛車に対する先手の応手で、最新の研究手である。

しかしこれからは、超速!といえばカジノ法案になるのだろうか。とにかく政府側の言い訳がすごい。

細田幹事長曰く、「これは以前から十分に審議してきたことだ」と。何と累積の時間を挙げてその根拠としている。今回の5時間33分という超速の審議時間を無理やり正当化しているのだ。しかも般若心経とか、マジあり得ないのである。

「今回のはあくまでもプログラム法案であって、すぐにカジノができるわけではない」。反対派でも無理やり納得させようとの魂胆だろうが、そもそもカジノ合法化・建設そのものに反対しているので、プログラム法だろうと何だろうと作ってはいけないと思うのだが、あくまでもプログラム法だから可決してもよいだろうとは、なんとも強引だ。「すぐに」ではないが、いずれ必ずできることが問題なのだ。

「床面積の3%でして」というのもデター。「たった3%」といいたいのだろうが、「3%も」あるのかと思ってしまう。国際会議場、レストラン、商業施設、ホテル、プール・・・それだけあれば十分であって、なぜカジノがバーターで必要なのかの議論がない。それだけ立派な施設があるなら、合法化してまでカジノを作る必要もないし、素晴らしい施設なのでカジノがなくても十分に集客できるのではないか。どうしてもというなら、ゲーセンでも併設してUFOキャッチャーでも設置したらどう?。

「あなた方は競馬競輪パチンコなど、それらに反対していないのにカジノに反対するのは理解に苦しむ・・・」。どの口から出た言葉なのか、あなたは本格的な博徒ですよね・・・。桃田選手もオリンピックに出してやるべきでしたよ。なんたって、賭け事が犯罪でないのならば、制裁自体が要らないということじゃあないんでしょうか???。

カジノ反対派の競輪競馬パチンコに対するスタンスは二つあり、一つはあらゆる賭博(パチ含む)に反対するスタンスと、もう一つはパチンコ利権を擁護するためにカジノ反対するスタンスである。先の批判は後者に向けたものと思われるが、カジノ反対の人たちは主に前者であり、ブログ主もあらゆる賭博に反対するスタンスである。競輪競馬パチンコについていえば、カジノ反対派が賛成というわけではない。議題に上っていないだけなのである。

という感じで、議論がかみ合わない。民進党の蓮舫氏が首相にかみついていたが、アンチ民進党の私でも本件に関しては蓮舫氏を応援する。しかし、政府の側はいくら態勢が悪くても、もう法案通過は変わらないと高をくくっているのだろう。態度が悪すぎる。

カジノ法案などというくだらない法案を審議しないこと。カジノはそもそも違法であって、設置するなどとんでもないものだということ。カジノができなければギャンブル依存症がさらに増えることもなく、その対策する必要がなく一石二鳥であること。(ついでに言えばパチンコも法律で禁止するべきだが、議論が複線化するのでやめておく)。

小樽市はカジノ反対派が推進派の市長を破ったため、小樽にカジノができる見込みはない。この点で小樽市民は賢明な判断をしたと思う。

東京都についていえば、あれだけいい仕事をしている小池新知事がなぜカジノ賛成なのか理解に苦しむが(もしかして彼女は大の博打うちなのだろうか?)今のところは豊洲問題とオリンピックで忙しいのでおいておく。大都市横浜の林市長、全く品性のかけらもないような人だが、カジノを誘致するという。もし本気でというのであれば、リコールすべきだ。大阪府知事・大阪市長も同様である。

最悪カジノ法案が通過したとしたときに、最後の防波堤は自治体ということになる。もちろん政争はカジノ問題だけではなかろうが、最後には市民が立ち上がるしかない。小樽市の例もある。また、兵庫県芦屋市には条例のためパチンコ屋が存在しない。日本全国的に草の根で賭博に反対する動きがでてくることを望む。
nice!(1)  コメント(2) 

カジノ法案について思う [賭博問題]

何と、ゾンビのごとくカジノ法案が審議入りするという。

筆者は以前からカジノには大反対の立場であり、それ以前の問題として、日本中からパチンコ・パチスロを根絶すべきであると訴えてきた。詳細は繰り返さないが、そもそも賭博という行為自体が人間を堕落させるものである上に、中毒性が高く、反社会的勢力とのつながりなど、あまりにも「黒い」からである。経済振興とか、観光立国とか、IRだとか、世界では当たり前とか、もっともらしい理由は並べ立てられますが、所詮は賭博の合法化にすぎません。

人を殺すのは悪いことです。人のものを盗むのは悪いことです。こういったある意味普遍的な価値観と同列に、賭博は悪いことだと個人的には考えます。ですから、仮に経済効果があろうと何だろうと、そのようなものに手を出すべきではないと思うのです。

カジノに反対の理由として依存者中毒者が増えてしまうという主張が一般的ですが、これに対しては、推進派からはそんなことは起こらないとか、対策をしっかりすればいいなどと言われます。それで反対派が守勢になっているように見受けられますが、そもそも依存症患者の対策など絵に描いた餅にすぎません。現にパチンコ中毒の人たちの治療が成功したことはほとんどないのです。その意味では、カジノもパチンコもこの世の中からなくすことが一番の対策と言えるのではないでしょうか?。

東京オリンピックと関連付ける向きもあるようですが、なぜスポーツの祭典とカジノ解禁が結びつくのか意味が分かりません。海外からスポーツを観戦に来る人たちは博徒が多いのでしょうか?。日本には観光地がたくさんあり、カジノでもてなす必然性がありません。ゲームセンターで十分なのではないでしょうか?。2020年にはまだパチンコホールもたくさんあるでしょうから、どうしても賭博したい人はパチンコ場を案内する手もあります。国の恥丸出しではありますが・・・。

ここ数年で、カジノに関する国民の意見がだんだんと容認に傾いているような気がするので危機感を抱いていますが、まだまだサイレントマジョリティは反対だと思うのです。あまり大々的に報じない報道規制がかけられているのかもしれません。こっそり法案が通ってしまったら日本は大変なことになります。もっと国民的な議論をするべきだと思いますし、私自身反創価学会ながら、公明党にはこの点では頑張ってほしいなと思っています。
nice!(2)  コメント(0) 
賭博問題 ブログトップ