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声の大きい人が幅を利かせる時代 [政治経済]

総選挙が近づいてきている。

私なんかは政治とか地方自治とかに結構向いているのではないかって、思っているのですが(何様のつもり?と言われそうですが)、そもそも選挙に出ることはできません。正確に言えば、理論上は出馬は可能ですが、知名度もないし、何の後援組織もないので、まず勝てるわけがない。ただし、主張や信念はあるつもりです。例えば、大阪府知事選が行われるとして、「カジノを大阪に作らせない!」と主張したとします。争点がカジノ問題だけなら票数は行きそうですがね・・・。何かの間違いで大阪府知事になれたとしても、実際にカジノを作らせない施策をするのは今までの流れからすると難しいでしょう。そう考えると、トランプ大統領がいかにアメリカの大統領であるとはいえ、鶴の一声で「TPP離脱」できたのはある意味すごいことです。ナチスによる全権委任法という負の歴史があるとはいえ、時には独裁というものがいい方向に動くこともあるという可能性は否定できません。

 話が早速外れました。結構政治家になりたいんだなーという人が潜在的に多いということは、小池塾の入塾者が多いことでもわかります。まさかあの人たちが皆小池シンパだとは思いませんが、時流に乗れば、小泉チルドレンの時とか、2009年の政権交代の時のように、知名度が低くても当選できる可能性が出てくる。とはいえ、それでも今の職場や生活をなげうってでも国政に打って出ようという人たちは、「声が大きい」人たちにほかなりません。つまり、胡散臭いのです。政治家や政治屋に碌なのがいないのは、そもそもの制度上の瑕疵によるものと考えられます。

 今日の話はこれだけではなくて、とにかく今の時代、表面上は確かに正しい(コレクトネスと表現されることがある)ことを声を大きくして連呼すれば評価されるようです。しかしながら、詳細に検討するとかなりいかがわしいことが多いです。

① 犬の殺処分をゼロに!!  → たしかにワンちゃんを殺すのはかわいそうだ。しかし、これには補助金ビジネスが絡んでいるし、殺されない犬が劣悪な環境に置かれている。殺処分はやむを得ないと思っている人が発言できない。
② CO2排出削減をうたってノーベル平和賞受賞 → 科学的には証明されていない。また、ゴア氏の豪邸では膨大な電気代がかかっているという。彼がどこまで地球の未来を心配しているのかは甚だ疑問。
③ 核兵器廃絶をうたってノーベル平和賞受賞 → 彼自身は何らできず、言葉の軽さというものが浮き彫りとなった事例。
④ すべての女性と子供たちに平等な教育を といってノーベル賞受賞。 → 正論を言っているだけ。どうもこの人にはいろんなスポンサーがついているようで、演出されている感が強い。
⑤ 東京都知事 → ノンポリの象徴的存在。聞こえのいいことをその時々発信する。ある意味才能だろう。
⑥ 沖縄県知事および沖縄二紙と極左活動家のタッグ → これをテロリストと言わずして何か
⑦ 元大阪市長、元府知事 → 確かにディベートの才があるかもしれないが、人の意見を聞かないで弱点だけを徹底的に攻撃する。確かに独裁者の才能はある。

 地味に平和に日々の生活を営んでいる大多数の人たちこそ、真の意味で主役のはずが、それを代弁していると理論上されている人たちをみていると、議会制民主主義というのは民主主義ではないのだと、つくづく感じるのである。
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