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dポイントとd払いの優遇が複雑すぎる [社会]

ドコモのポイント優遇は何度も改訂を繰り返し(そのほとんどは改良を謳った実質改悪)複雑に入り組んできた、まるで増改築を繰り返した迷路病院のように。それをフルに理解するのには多少時間がかかるし、将来的には再再度改訂されるだろうから、業界の人でなければ完全に覚える必要はないだろう。ただ、使いこなせれば確かにお得ではある。

まずdポイントのステージだが、過去三カ月のdポイント獲得が
5★ 5000ポイント → dポイント2.5倍付与 → 現実的には相当困難
4★ 1500ポイント → dポイント2倍付与
3★ 600ポイント → dポイント2倍付与 → ブログ主の狙い目はここ
2★ 100ポイント → dポイント1.5倍付与 → いまここ
1★ それ未満 → 優遇なし

となっている。町のお店におけるdポイントカード提示やドコモ利用料、d払いなどで貯まるdポイントを3カ月で5000ポイント貯めるのは容易ではない。仮に一旦5★を獲得したとして、その維持にはひと月に1667ポイント貯める必要がある。dポイントの基本還元率が0.5%とすると単純計算上は月13.3万円の買い物が必要ということになる。実際にはそれ以外にd払いにおける下記追加ポイントやアンケートでポイントを得る分を加味するとそれよりは多少少ない額にはなる。とはいえ、月10万を超える買い物をする(しかもd加盟店とd払いだけで)というのは達成は極めて困難である。
ところで、★4と★3は共にdポイント2倍付与とあるので分ける意味がないと思われるかもしれない。ところが、★4と★3では長期利用特典の受け取りで差異があるのだが、実はその差異は誕生月以外はあまり問題になるものではない。説明するのも面倒なので今回は割愛する。
よって★3を狙えばよいということになり、同様の計算をすると、一旦★3になった暁には、月2万円の買い物をd加盟店(dポイントカード、d払い)ですればよいということになる。ドコモ利用料金に加え、ガソリンをコスモ石油で入れ、コンビニ(できればローソンかファミマ)や町の店でd払いを意識的に使えばそれほど難しくはないだろう。
ちなみに★2は計算上は月額4400円で達成できる。これは最低ラインだ。

さて次にd払いステップボーナスだ。これは200円以上のd払いを月何回やったかによって次月のd払いにおけるポイント付与が増額されるというものだ。d払いとdポイントは関連するとはいえ別の動きをするのでとても混乱する。しかも付与されるのは期間限定ポイントであるから、これまた使いにくいのである。
1-4回 →0.1% 増(0.6%) → いまここ
5-19回 →0.2%増 (0.7%) → 普通の人は現実的にはこのライン止まりか
20-49回 → 0.5%増(1%) → ブログ主おすすめ  狙うとすれば
50-79回 → 1%増(1.5%)
80回以上 → 1.5%増(2%) (註 いずれの場合も支払いがdカードならさらに+1%)

月に80回ものd払いを使うという猛者は、毎日複数回コンビニを利用する人くらいだろう。そういう人はぜひともこの特典を受け取るべきだ。しかもdポイントのステージが★5であれば、合計して5%近い優遇を受けられるということになる。
とはいえ、実際には頑張っても月20回が限界ではないだろうか。月20回だって相当に達成は難しい。20回を達成するには、コンビニや飲食店でのd払いは必須だろう。

とここまで来て、d払いの清算方法が、dカード(又は同ゴールド)、電話料金合算払い 以外の方法ではそもそもd払いでdポイントがつかないと今月から改訂された。今まで散々dポイントとd払いについて語ってきたが、ドコモユーザーとdカードホルダー以外の人はd払いをするメリットがほぼ存在しない。顧客の囲い込みというのは、対象者以外の顧客を失うということに気付いているのだろうか。

ちなみに、ドコモユーザーでdカードを持っていない人は、敢えてdカード(できればゴールド)を作る必要は必ずしもないだろう。ドコモの電話料金をdカードで支払うと、その分についてはなぜかクレジットカードのポイントがつかない。d払いの分はポイントがつく(はずだと思う)。他社クレジットカードでドコモの支払いをした場合は、そのクレジットカードのポイントがつくので、高還元率の他社クレジットカードであれば、d払いをdカードにした場合の追加優遇1%と同等の効果があることになるからである。ドコモ非会員がdカード以外のカードでd払いをした場合、そのクレジットカードのポイントしかつかないということになる。メリットはほぼない。ドコモ非会員がd払いを使って優遇を享受したければdカードを作るしかない。それでもよければどうぞという話である。(PayPayやauPayでも十分であろう)。

まとめ
① dポイントは月200ポイントを目指す。達成前は月4万円の消費(ケータイ利用料金、d払い、dポイント)が必要だが、達成後は月2万円で維持が可能。これによりdポイントの基本還元率が0.5%から1%に上昇する。
② d払いはできるだけ月20回は達成を。これによりd払いにおけるポイント付与が0.5%から1%に上昇する。
③ d払いの清算方法はdカードで。dカード非保持者は電話料金合算払いとし(ドコモユーザー限定)、電話料金の精算を高還元率のクレジットカードを利用すればdカード保持者と実質的には同等の優遇内容
④ dカード非保持者かつ、携帯がドコモではない人は、敢えてd払いをするメリットはない。
⑤ 月一回はポイントを確認し、定期的利用することで期間限定ポイントを無駄にしない

こんなところだろうか。いや、まったくもって複雑怪奇すぎる。
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