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今日は日本国崩壊記念日です [政治経済]

今日はついにカジノ法案が衆院を通過したという。今日12月2日をもって、日本国崩壊記念日としたい。

そもそも、突然の審議入りでろくな審議もせずに強行的な採決であった。他の議案ならともかく、議員立法で急ぐ必要のない案件であり、はじめから結論ありきだったことがうかがわれる。業界のフィクサーか誰かの仕業かもしれない。

急ぐ必要性については、全くない。何度も書いている通り、観光の目玉が賭博場であるはずがない。東京オリンピックに来る観光客に博徒が多いという情報はない。また、博打好きの人が、賭博場がないからといって日本に来ないという情報もない。なければないというだけの話だ。そして、賭博場のないことが日本の欠点だという話をほとんど聞くことがない。そもそも、日本の一般大衆とは何の関係もない話なのだ。賭博場の国民的ニーズはない。そもそも不要なのだから当然だ。

ネット上の意見では、「カジノができてパチンコを駆逐できれば健全になる」というもっともらしいものがある。確かにその通りになればそうかもしれないが、カジノができてもパチンコは存在し続けるだろう。法体系がまったく別なのである。新しくできるカジノは賭博だが、これは法案で合法化される。パチンコは賭博で違法であるが、3店方式という抜け穴で黒に近いグレーであり、違法ではないということになっている。要はこれらはおそらく法解釈上は共存し続ける。結果、パチンコが減ることはなく、カジノの部分だけ増えるのである。

経済の話をしても仕方があるまい。経済振興になると言っているが、言い換えれば、「よその国の人の財布から金を盗めば日本が潤うだろう」ということなのだ。盗んだカネで経済振興とは、開いた口がふさがらない。

驚くべきことに、すでにカジノのディーラー養成学校なるものがあり、ディーラーの養成も進んでいるというのだ。法案が通過しなければ意味のない学校である。おそらく一般の国民のあずかり知らぬところで法案が通過することはすでに決まっていたのだろう。その情報が関係者には伝わっているということだろう。何ともはや、この重要法案がたったの3日で決まってしまったのだ。

なぜ誰も言わないのだろう、もしくは言っても編集されるのだろうか。ギャンブル依存症対策とは、ギャンブル場を作らないことが一番なのだと。カジノ法案を通過させないことに加えて、現存するパチンコ・パチスロの法解釈の見直しが急務であろう。

国は一年以内に、ギャンブル依存症対策などの法整備をすることになっている。しかし、精神科でできるような対策などほとんどないことは火を見るよりも明らか。賭博場に行く人を止める方法は、縄などによる身体的抑制以外にはない。ギャンブル場さえなければ依存症になりようがないのだから、一番の対策であることは間違いない。

それにしても、あまりにもあっさりと通過し、国民から反対の声があまり上がらないのは不思議だ。
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