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五輪の今後について [社会]

なにかと世間を騒がせている東京オリンピック問題。

あまりの巨額な費用がかかることで、今後立候補する都市が現れなくなるかもしれないという。その時はその時で結構なことではないだろうか?。

そもそも4年に一度、たかがスポーツの世界大会をするということでこの星の一つの都市において多大な環境破壊が行われるというのが五輪である。開会式などで、環境破壊の脅威を叫び、地球の未来を・・・などという演目を見るにつけずっこける思いをするのは私だけではあるまい。地球にやさしく生きるということを現代語られるような文脈で語るとするのであれば、それこそ経済活動を鈍化させる以外にはないのであり、五輪であれば縮小・廃止するのが一番の有効策なのである。

本当に、たかだか2週間のために2兆だ3兆だと、豆腐屋ではあるまいしというのはまことに言いえて妙である。課題が山積するこの国で行うような事業では本来ないことは確かであるが、かといって他国でもこの迷惑事業?を引き受ける都市はあるのか?。返す返すも、イスタンブルになっていたらそれはそれで面白いことになっていたのではないかと思うのだが・・・。

ということで、真にコンパクトで安上がりな五輪を開催することは可能だったのである。メインスタジアムは旧国立を取り壊さずにそのまま多少改築して使用。水泳は辰巳で、バレーは横浜で。カヌー・ボートは国内既存施設で何なら韓国でも結構。とにかく、五輪というだけで施設をできるだけ新設しないのである。作るのは選手村だけでよく、その選手村もできるだけ国民宿舎などを転用して新設を最小限にとどめるとかでよい。もちろん、そんな貧乏くさい提案をしたら選出されなかっただろうが、今後の五輪はそういう方向にならざるを得ないのではないか?。そして、場合によっては連続・反復開催というのもアリである。スポーツ施設など、一度作れば何十年と持つのであるから、繰り返し使用するのが一番環境に優しいのではあるまいか。もうオリンピック開催したからといってその都市や国に箔がつくとか、そういう時代ではなくなっている。経済が地球規模で肥大化しすぎて、耐えられないのである。

とか書いてきたけれども、結構オリンピックはしっかりと観ているほう。これからも永続可能な大会として持続させるためには、五輪五輪と騒ぎすぎないほうがいいのかもしれない。なにせ、たかがスポーツの世界大会の一つに過ぎないのだから。記録がとれればいいのであって、箱モノがピカピカである必要性はないのである。(一応、アスリートファーストの視点ではないことは断っておく)。
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