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2022年映画ベストテン [映画]

今年もたくさん映画を観に行ったが、総じて不作の年だったと思う。今振り返っても、それがどんな映画だったのか印象が薄いものが多いのだ。映画を見すぎて感動の閾値が上昇しているのかもしれないし、たまたまいい映画をスルーしてしまったのかもしれない。

ノミネート作品
洋画24作品
クライマッチョ スティルウォーター コーダ愛のうた ボストン市庁舎 ダークウォーターズ 声もなく シャドウインクラウド 英雄の証明 カモンカモン チタン トップガンマーヴェリック 帰らない日曜日 リコリスピザ 哭悲 スワンソング ブレットトレイン 渇きと偽り RRR アムステルダム チケットトウパラダイス パラレルマザーズ ザ・メニュー 秘密の森のその向こう MEN
邦画2作品
死刑に至る病 川っぺりムコリッタ

第1位 声もなく
第2位 川っぺりムコリッタ
第3位 シャドウインクラウド
第4-10位  ザ・メニュー コーダ愛のうた RRR 秘密の森のその向こう パラレルマザーズ  スワンソング チタン 死刑に至る病

かなり偏った選となってしまったが、この26作品からいえば、第1位は間違いなく「声もなく」だ。ヒューマンドラマでは韓国映画は強い。第2位に邦画だが、本作はキャスティングの妙が評価できる。第3位はかなりマニアックな作品だが、空中でグレムリンに襲われるという奇抜なアイデアと、それを映画化してしまう手腕に脱帽である。今年一番の掘出し物といえる。

その意味では「ザ・メニュー」のように不道徳ながら人間の醜さをメタファーとして描く奇想性がすごくて、万人受けは難しいかも。万人受けという点では「コーダ愛のうた」は正統派のヒューマンドラマで好感が持てる。「RRR」はただただ映像の娯楽に身を任せればよい。久々のインド映画だが、まさか戦闘シーンで弓を使うとは思わなかった。ただし、前半は相当に冗長ではある。「秘密の森・・・」はその高いアート性に、「パラレルマザーズ」アルモドバルの新作、「スワンソング」佳作、「チタン」やりすぎ(何故かカンヌを制す)、「死刑に・・・」不道徳。

「哭悲」「トップガンマーヴェリック」あたりが次点だが、残りの作品はそれなりに佳作ながらどうも印象が薄い。「リコリスピザ」などは前評判がよかっただけに、肩透かしを食った感はある。2回見ないとよさが分かりにくいのかもしれない。

なお、作品の具体的な解説はここでは行わないので(できないというのが正直なところ)、各自調べてほしい。一押しは「シャドウインクラウド」だが、この10作品に関しては決して見て損はないと思う。また来年もいい作品との出会いがありますように。
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