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数学のススメ [個人的なこと]

昨年から少しずつ講談社ブルーバックスの「新しい高校数学の教科書」(上下)を読み進め、おおよそのアウトラインを復習し、ユーチューバーらによる数学入試問題解説動画などを閲覧、そして今は月刊誌「大学への数学」を読んだり、青チャートを始めています。今のところ大学再受験の予定もないですし、数学者になったり大学レベルまで掘り下げようというつもりもありませんが、もしかするとその域も目指せるかもしれません。入試と違って時間に余裕があり、その分だらけますがじっくり取り組めます。

果たしてこの活動にどれだけの意味があるのかはわかりません。確かに、高等な数学は日常生活生きていく上で知らなくても全然困りません。三角関数や微分積分、極限・数列・複素数平面など、理工系では必須ですが、研究者でもない限りは全然使いません。大学入試を終えて大学の基礎教養科目で数学にサヨナラをしてはや20年、使わない知識は完全にさび付いており、二次方程式の判別式D=b2-4acすら忘れていたところから今思うのは、まさに人類の英知の結晶が今の便利な世の中を作ってきたのであって、生きている間にできるだけ理解しておくべきではないかということ。役立つかどうかよりも、知ること自体に意味があるのだと。ましてや、世界的な学者ですらごくわずかしか新規の知見を積み重ねることしかできないのです。それだって勿論ものすごいことなんですが・・・。

残念なことに、田舎で育った自分は数学でいい教師にあたりませんでした。みんな教科書の棒読みをして、練習問題の答え合わせをするだけなのです。そのせいにしてはいけないのはわかってはいるのですが、そうはいっても、私立の進学校や予備校には数学の真の魅力の伝道師たる先生もいるらしいのです。いい教師との出会いが人生を変えることってあるそうですから、私は数学の道には進まなかったのです(仮にであっていても素養がないので進まないとは思うが)。

もう一つの動機として、入試問題が一部難しすぎるというのがありました。楽すぎると差がつかないとはいえ、難しすぎたり、解法に天才的は発想が必要な問題とか、立体図形が複雑すぎて制限時間内に解けないようなやつとか、こんなもので合否を決定されてはたまりません。でも、文句を言っても仕方がないし、実はそれほど難しくなかったのではないか?とか、実際のところどうなのかを知りたくなったのです。私は浪人していないので、現役で駆け足で最後のほうは消化不良のまま受験に突入してしまったので、達成感を感じずに終わってしまったのでした。その穴埋めという感覚ですね。

数学以外にも、物理・化学・世界史・日本史なども復習していますが、入試を控えているわけではないのでなかなかはかどりません。いままでソファーで寝ながら読書をしていたのですが、どうやら本格的に学習机でカリカリやる時間も必要だと思い始めました。勉強する習慣って、なかなかつけるのが大変なんだと思いました。

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