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クルマを治す [個人的なこと]

長年連れ添ったクルマが故障、回復の見込みが不定で、修理費が無駄になってしまう公算が大きかった。つまり、修理しても回復しなければ廃車で修理費も割引にはならないということであった。このような場合、車を買い替えるのが一般的だと思う。しかも、現在のクルマは11年目なのだ。スバルとマツダのショウルームにも行ってきた。なぜ国産車ならトップ3のメーカーに行かないか疑問かもしれないが、現時点での候補車がたまたまこの2社だったからだ。さらに、自転車まで買ってクルマロスの日々をしのいだ。久々の自転車通勤は足腰に響いた。

結局出した結論は買い替えではなかった。一縷の可能性に賭けてみたのだ。その結果回復した。自動車修理工の言うことも意外と当てにならなかったということであった。何せ、治らない可能性を強く言及していたのだから。医学的に言えば、「手術は成功したが患者は死亡した」という結果が想定されていたのであった。

とまあ、たかがクルマがないというだけの2週間ではあったが、いろんなことが激動であった。今、戻ってきたクルマに乗っていると、いつまた故障するだろうかが気になって仕方がないが、今のところは好調であり一安心している。仮に短期間の延命であってもそれに見合う修理費用であったし、何よりも乗り慣れた相棒が一番なんだという感慨を新たにした。仮にどれだけ金を出して最高級のクルマに乗り換えたとしても、得られないものがある、それが10ン年の愛着であって、他には替え難い思い出の塊なのである。

結果的には治ったため、費用も大幅に軽減できた。新車買い替えは200万円だとして(ちなみに私は高級車にはあまり興味なし)、修理費(+自転車購入費など)は15万円である。車検は一回余分に受けなければならないが、それを差し引いても100万円以上は浮いたのである。ただ、乗り慣れたクルマに再び乗れるという安心感を得た一方、一度壊れたクルマに乗り続けるというリスクを負うことになる。買い替えという選択肢も間違ってはいまい。

環境負荷についていえば、新車製造が一台分減るので、今のクルマの燃費が悪いということを差し引いても修理したほうが環境にはいい結果となったと思われる。一方、新車を一台売り逃したので、日本経済に対しての潜在的なマイナスであった。ここまでくるともはやどうでもいいことだ。そして、この潜在的なマイナスに対して、クルマ治癒記念で少し贅沢をしようと思っている。つまり祝杯を挙げるということだ。
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